今日電車でマタニティーマークをつけた妊婦さんがいた話
今日の昼間、電車に乗っているとマタニティーマークのバッチをつけた妊婦さんが乗ってきた話をしようと思います。
今日の日中、山手線の電車に乗っていると1人の女性が乗車してきました。
その女性はぱっと見、普通のサラリーマンのようで、スーツにダウンコートを羽織っていました。よく目にする服装ですよね。
自分はその女性が妊婦さんだってことにしばらくの間気づけませんでした。
というのも、その女性が羽織ってたダウンコートがボディラインを分かりにくくしていたんですよね。
もうすこし薄着をしていたり、あるいは、妊娠後期だあったならば、気付けたかもしれませんが。
女性は、服装から判断して、明らかに働いているので、まだ産休を取っていない、つまり、妊娠初期から妊娠中期だったんじゃないかな〜って思っています。
で、なんでその女性が妊婦さんだってことに気づけたかっていうと、その女性の手提げ鞄にマタニティーマークのバッチが付いてたんですね。
(↑これがマタニティーマークですね。
存在はもちろん知ってましたが、実際に付けてる方を見たのは初めてでした。)
なかなか気付けないもんですね。
マタニティーマークって厚生労働省が推進してるものですが、実際に付けてる妊婦さんがまずそこまで多くない印象を受けます。
それに加えて、今日、実際にマタニティーマークのバッチをつけた妊婦さんに遭遇したわけですが、なかなか気付けなかったわけです。
メンタリストで有名なdaigoさんがどこかで
「他人は自分が思ってるほど自分のことを見ていない。」
なんてことを、おっしゃっていたと思うのですが、たしかに人間は思ってるほど他人に注意を払ってないのかもしれませんね。
話が逸れてしまいましたが、閑話休題。
で、電車で妊婦さんを目にしたら席を譲るものですよね、って話です。
自分は電車の席に座っておらず、ドアにもたれかかってたので、譲る席もなかったわけですが、その車両の優先座席には、おそらく大学生であろう人が数人座っていたわけですね。(ちょうど僕と同じくらいの年齢に見えました。)
理想は、「彼らの内、1人が、席を譲る」ってものなんですが、現実はそうではなかったわけです。
彼らは1人1人が自分のスマホと向き合っていたんですよね。
どういうことかというと、ドアにもたれかかっていて、車両全体が見渡せた自分は、かろうじてマタニティーマークに気付けたわけですが、スマホと向き合っていた彼らはマタニティーマークに気付くはずもない、ということです。
優先座席に座っていた彼らは、「妊婦さんが同じ車両にいて、座れずにいる」、という状況を把握していなかったわけです。
結局妊婦さんは数駅間立ったまま乗車して、その後、車内が空いてきたので、その開いたスペースに座っていました。
近年、
「電車に乗ると、乗客は、いっせいにスマホを取り出して、スマホと対話を始める。」
「電車内では9割がスマホを触っている。」
といったことが、言及されていますよね。
スマホに集中するあまり、人間関係が希薄になってしまうことは多くの人が憂いていることだと思いますし、我々が向き合っていかなければならない問題なのは間違いありません。
今日の出来事を目のあたりにして、スマホが人間関係を希薄にしている、まさにその現象を見せられたような気がして、非常に考えさせられました。